たとえ磯焼け対策で効果を実感する事ができたとしても油断する事はできません。しばらくすると、また前の状態に戻ってしまうという事も考えられます。
整った環境を定着されるという事も磯焼け対策においては必要ではないでしょうか。
磯焼け対策を施した場所は、そのまま放置するのではなく、定期的に訪れて、環境が悪化していないかどうか調べる人もいます。
せっかくたくさんの人が頑張って磯焼け対策を行っても、元通りになってしまうと、努力が活かされなくなってしまいます。
後退している事が分かれば、さらに磯焼け対策が必要となる事もあるでしょう。安定した美しい環境を維持できるまで、時間を必要とする事もあります。
対策として行われているのは、海藻が増えやすいような状況を作り出すことです。海藻が増えていかないと、磯焼けが起こりやすくなり、どんどん問題が深刻的な状況になります。
放置していると、あっという間に使いものにならないような状況となり、海藻が住むことのできない状況になってしまいます。
そのための磯焼け対策を行う方法として、海藻が増えやすいような状況にしておきます。
磯焼け対策は、海藻を増やして焼けないような状況を作り出し、常に安定させることが重要になっています。
安定させるために行っていく方法はしっかり活用したいものです。
海藻が激減する磯焼け現象は、大量発生したウニによる食害が原因であるケースが多いです。この場合、ウニを除去すれば藻場が再生する可能性もありますが、簡単には再生しないケースがほとんどです。
海藻が消えた藻場には、無節サンゴモという石灰藻が取って代わって繁殖することが多く、海藻が定着できなくなってしまうのです。
さらに無節サンゴモが排出するジブロメタンは、ウニの成長を促進させ、更なるウニの大量発生の原因となります。
つまり無節サンゴモの存在が、磯焼け現象の根本原因である可能性が高いのです。
現在は、無節サンゴモの除去に焦点をあてた、磯焼け対策が研究されています。
具体的な磯焼け対策は一体どのようなことが行われているのでしょうか?基本的には漁業を生業としている人たちが自分たちで考えて行動に移しているというものが多いようです。例えばバイテクソイルと呼ばれている工法です。
こちらがどういったものなのかと言いますと、フルボ酸と呼ばれる物質が沢山含まれているため、自分達でプランクトンを作成することができます。
こちらを海岸に置いておくことで水産生物がこちらから作成されたプランクトンを食べることができます。
食べるものがあれば自然と数も増えていき、増えていった生産物が新たな生命を生み出し、また元の海を取り戻すことができます。
磯焼け対策をしようと言っても自分の周りに海がなかったり、漁業に全く携わっていない人からすると一体何からしていけばいいのかまったくわかりませんよね?
それでも参加してみたいというのであればやはりそういった団体が行っているイベントに参加するのが早いです。
土日や夏休みなどには誰でも参加できる磯焼け対策といったものを行っている団体が多く、事前に申し込みをしていれば本当に誰でも参加できるというものが多いです。
お子さんがいる方は一緒に参加できるイベントでもあるので楽しい思い出もできますし、実感型の勉強もできますので機会があればぜひ参加してみましょう。
時として磯焼けの状態は海の砂漠化と呼ばれる事もあり、放置する事ができない深刻な問題となっています。磯焼けとなっているしまった場所については、磯焼け対策を行う事で、解決する事が求められています。
自然と磯焼け状態になる事もあれば、人為的な要素が原因となり、磯焼けとなる事も多く、磯焼け対策の必要があります。
磯焼けは知らない間にその範囲が広がってしまう事もあり、その場合には磯焼け対策を急がなくてはなりません。
磯焼け対策を成功させる事ができれば、たくさんの生物がいる海となるでしょう。過去に磯焼け対策を行い成功している場所もある様です。それらの事例が参考となる事もあるでしょう。
我が国の伝統や自然を守ることを通して領土防衛の重要性を明確にするために、国境の島々における環境問題に着目した活動を展開している「やおよろずの森」の紹介です。漂着ゴミ対策のための活動を行政が阻害しているという理不尽な構図や、島の経済を支えるべき漁業の死活問題となっている「磯焼け」の実状と対策などについて紹介しています。
動画公開日:2014/08/13
磯焼け対策の原因のひとつであるノトイスズミは大きいものは体長がおよそ70cm重さは3キロになりますが、磯臭さがあることなどからこれまで、ほとんど食用に使われていませんでしたが、県庁で磯焼け対策応援ランチと題してこのノトイスズミを使ったメニューが提供されました。
動画公開日:2019/08/16